皆さん、こんにちは!日本舞踊のちんとんしゃんへようこそ。
今回は「皆さんの質問にお答えします!」というテーマです。うちの体験稽古にいらっしゃる方からよく聞かれる質問や、意味不明なところなど、聞くに聞けない部分もいっぱいあったりするかと思います。読者の皆さんも同じような悩みがあるかも知れないので、そう言ったことを解決していきたいと思います。
リストアップした質問が沢山あったので、3つのカテゴリーに分けました。今回のカテゴリーは「日本舞踊を始めるのには?」です。皆さんが日本舞踊を始める前に知っておきたい情報ですね。
では早速、質問の方に入って行きましょう!
Q. 経験がなくても日本舞踊を習っていいの?
A. 始めないとどうにもならないので、皆さん、是非始めてください!
何事も始めないと、始まらない。日本舞踊もなんでもそうですが、一歩を踏み出す勇気が必要ですね。だいたいの流派と教室は、初心者の方向けの教室や稽古を提供していますので、是非お気軽に体験稽古等に参加してみてください!
Q. 運動音痴でも日本舞踊を習っていいの?
A. 本当は、「運動音痴」や「不器用」な人はいないと思います。ですが、「自分はそうだ」と思っている人には、なかなか解決されない問題ですよね。
まず、日本舞踊の大体のお稽古は個人稽古です。団体稽古ではなく、それぞれの方のニーズに応える稽古が出来ますので、自信がない方でも知らないうちに成長できます。
後はお芝居もあります。他のダンスと違って、体をひたすら動かすだけではなく、お芝居をする部分も大事です。運動に対して自信がない方でもまずはお芝居から入って、少しずつ体の動きも身につけることができると思います。
要するに、表現の仕方が様々あるということです。体だけではなく、やはり演技等もあるので、日本舞踊は「運動が苦手だな」と思っている方こそ試すべきなのかもしれません。こんな表現の仕方もあるんだなと、新しい発見があるかもしれませんよ。
Q. 日本舞踊は難しいですか?
A. はい。難しいです。
・・・・・・
いやいや、全体的に見ると、ちょっと難しい気がします!
ただ、難しいかもしれませんが、電化製品と一緒です。
電子レンジだってそうでしょう。説明書がないと、どのボタンを押していいのかよく分かりません。でも、ちゃんと書いてあるんです!ただ大体の人は「温め」しか押しません。
ですが、色々な料理をしたくなると、色々なボタンを使うことが必要となって来ます。使い始めると、「電子レンジのプロ」と言えるほど、使いこなすことができるかもしれませんよ。
では、日本舞踊は難しいですか?それは確かに、「難しいかな」とは思います。
なぜかというと、形だけではなく、お芝居の部分もあるからです。形がちゃんと出来ても、
お芝居や色々な役になりきるというチャレンジもあるので、一生勉強できるってモノです。
芸術というのは(どの分野でもそうですが)なかなか終わりがないと言われますね。そう言ったところで、難しさはあるかもしれませんが、まずはトライ!です。
あと、日本舞踊は芸術として非常に細かく、難しいものだとはいえ、毎日の稽古が非常に楽しくて、そんなに苦労とか難しいとかにはならないと思います。
よく考えれば、小さいお子さんから高齢者の方まで、皆さんやれています。なのでそんなに極端に難しいとも言えませんね。
Q. 日本舞踊の料金は高いですか?
A. その辺は・・・言いづらいです。団体や流派によって、値段も全然変わってきます。以前この質問についてのビデオを公開しましたので、是非ご参考にしてください。そこで料金の種類とか、誰がいつ何を払わないといけないのかとか、そういう質問に丁寧に答えますので、皆さん是非ご覧になってください。
Q. 日本舞踊はどこで習えますか?
A. 日本舞踊が習える場所は、基本的に三つあります。
一つ目は、流派です。
二つ目は、カルチャーや文化センター。
そして三つ目は、個人で教えている先生です。
今度、どう選べばいいのかについてもお話しますので、皆さんお待ちください。
Q. 2歳・99歳ですが、日本舞踊を習っていいの?
A. もちろんです!是非習ってみてください!
本当に、体が動く限りやってください。そこは日本舞踊のとてもいい所です。
先ほど言った通り、お子さんから高齢者の方まで皆さんできます。うちの流派でも、70を超えてから始めた方も多くいらっしゃいます。なのでどんな年齢でも、日本舞踊に興味があれば是非トライして下さい。
Q. 正座ができない。膝が痛い。それでも日本舞踊習っていいの?
A. 習っていいんです!
先ほど子供からお年寄りまで日本舞踊が習えると言いました。
そうすると皆さんそれぞれのニーズや体調等が色々と異なってくるので、それに合わせてお稽古をします。なので、みなさん是非ご安心ください
例えば、立ち座りがしんどい、苦しい。あと肩が痛いとか。そういったことを事前におっしゃっていただければ、振りをその時点で変えていきます。そうやって皆さん楽にお稽古ができるようにします。
ただ一つ気をつけないといけないのが、正座です。
うちは正座をお勧めはせず、椅子を用意して皆さんに椅子の上に座っていただきます。ですが、他の流派は着物の所作として正座をしてください、と言われる先生もいますので、ちゃんと言っておかないと、少し辛いかもしれません。
Q. 着物が必要ですが?着付けができないし・・・
A. 着物は高いので、皆さんそこは気になるでしょうね。
おそらくすべての流派や教室は貸し出し用の着物や浴衣のセット等を用意すると思います。なので最初、特に体験稽古に参加する時は、貸していただけると思います。
あと着付けの手伝いもきっとしてくれるでしょう。事前に「着物ないんですけど」と言えば、大体が用意してくれます。
そして入門してお稽古を続けていけば、もちろん自分の稽古着を用意した方が絶対いいですし、ずっと貸してくれる訳ではないと思います。
着物を用意しないといけないとか、何十万かけないといけない、というイメージがあると思うんですが、大体のお稽古は浴衣でも大丈夫です。
あと最近は着物も意外と安く手に入るんです!ネットで調べたり、千円ショップとかもあります。ちょっと調べてみれば簡単に、そして安く自分の稽古着が用意できるので、その辺もあまり心配しない方がいいと思います。
Q. 他に揃えるべきものはありますか?
A. では、着物以外には何が必要でしょうか?
まず一番最初に必要なものは、お扇子と手ぬぐいです。流派に入門すればいただくことはできると思います。
カルチャーだったり、別のところへ行くと、そういうものがないので、自分で用意しなければいけないかもしれません。ですが、そこまで高くないですね。手ぬぐいは高くても2000円、お扇子も稽古用だったら2000、3000円ぐらいです
次は、いよいよ今回最後の質問です。
Q. 日本舞踊、どこがいいの?
A. 色々なところです!今回は短いバージョンなので、例えば:
- 色々な役ができる
- 体が鍛えられる
- 着物が着れるようになる
- 新しい友達に出会える
- 姿勢が良くなる
- 所作が美しくなる
- 楽しい!
と言ったところです。
日本舞踊の魅力についても沢山のビデオを作りましたので、皆さん是非ご参考にしてください。
まとめ
今回はここまでです。
次回ではお稽古についての様々な質問にお答えしますので、是非そちらも読んでください。
楽しみにしていて下さい!